肌トラブルの原因④マスクとの摩擦

コロナの影響で肌荒れする人が増加

マスクを着用する機会が増えて、「肌荒れするようになった」「ニキビが増えた気がする」などの悩みを抱えている人もいるのではないでしょうか。感染対策に欠かせないマスクですが、内側が高温・多湿な状態となり、外すときに水分が奪われて乾燥の原因となっています。

皮膚温上昇による皮脂分泌の増加は、ニキビや吹き出物といった肌トラブルを引き起こす可能性があり注意が必要です。また、着脱時の摩擦によって、赤みやつぶれを起こすことがあります。

とはいっても、自分の体を守るためにマスクを外すことはできないでしょう。肌がデリケートな状態になっているのなら、まずは毎日のスキンケアで肌荒れを防ぐことが大切です。

外出先から帰宅してマスクを外したら、肌に付着した過剰な皮脂や汗、メイク汚れなどをすぐに落としてください。低刺激タイプのクレンジングや洗顔でやさしくケアすることがポイントです。また、化粧水や乳液で保湿ケアをおこない、角層のうるおいバリアを保ちましょう。

雑菌の増殖を防ぐためにも、マスク内の汗はこまめに拭き取ることを忘れないでください。マスクのこすれが気になる部分には、ワセリンを塗って、外からの刺激をやわらげます。

さらに、マスクの素材を変えることも、肌への刺激を低減させる方法です。不織布マスクが肌に合わない場合は、ソフトで吸湿性もある綿ガーゼやシルクといった天然素材がおすすめです。