肌トラブルの原因②ストレス
ストレスで肌荒れが起こるって本当?
体のなかでは、さまざまな動きをサポートするために自律神経が働いています。自律神経には、起きているときなどに優位になる交感神経、寝ているときなどに優位になる副交感神経があります。
ストレスがあると、体は交感神経を優位に切り替えます。交感神経は緊張状態にあることも意味しており、血管の収縮や覚醒反応が起こります。さらにその状態が続けば、免疫機能の低下にもつながり、ターンオーバーのサイクルが乱れ、肌トラブルを引き起こしてしまうでしょう。
また、女性の場合はストレスを感じることで男性ホルモンの分泌が増えます。そのため、皮脂量が増加する影響で、べたつきを感じやすくなり、ニキビができやすくなることも。
ストレスが原因で肌荒れが進めば、肌のバリア機能も低下します。紫外線や汗、花粉など外部からの刺激に弱い状態となり、さらに肌トラブルが悪化してしまいます。ストレスを溜めないことも大切ですが、何よりも朝晩の洗顔と保湿ケアで肌をうるおわせ、いたわることが大切です。
ストレスを溜めすぎないためには「レスト」「レクリエーション」「リラックス」といった3つのRを意識しましょう。また、現代社会においてストレスを感じずに生活するのは困難です。ストレスをなくすのではなく、ストレスと上手に向かい合い、対処する方法も身につけてください。
心の状態は肌にも現れるので、ちょっとしたSOSに気づいてあげましょう。