肌のトラブルとは
体の内側と外側の両方のトラブルがある
私たちの肌は、冬の冷たい風や雨、照りつける夏の太陽など、日々外からのありとあらゆる刺激に晒されています。そんな刺激に負けないように、肌はそれらの刺激をしっかりと受け止めて、肌の奥にダメージを与えないような働きをしてくれているのです。そのため、肌はおよそ28日周期で新たな肌へと生まれ変わります。これは、生まれ変わることによって、できるだけダメージを蓄積しないような仕組みになっているのです。
それと同時に、体の内側の不調もまた、肌に現れてきます。たとえば体調が悪ければ顔色も悪くなりますし、寝不足ならたるみやくまも目立ちます。肌トラブルの原因のほとんどは体の外側からの刺激によるものと、体の内側からの原因によるものに分けられるといえるでしょう。
たとえば思春期を代表する肌トラブルのニキビは、脂質や糖質の摂り過ぎ、ビタミン不足、睡眠不足などが原因で過剰に分泌された皮脂が毛穴に詰まって炎症を起こしたもの。一方、年齢を重ねると発生するシミやシワなどは、外からの刺激である紫外線が原因だと考えられます。つまり、できるだけ肌のトラブルを避けるためには、体の外からの刺激を避けつつ、体の内側を整える必要があるといえそうです。